JTabbedPaneクラスの定義とコンストラクタ
JTabbedPaneクラスの定義を確認します。クラス図は次のようになっています。
java.lang.Object java.awt.Component java.awt.Container javax.swing.JComponent javax.swing.JTabbedPane public class JTabbedPane extends JComponent implements Serializable, Accessible, SwingConstants
JTabbedPaneクラスはJComponentクラスのサブクラスとなっています。JComponentクラスはSwingで用いられる多くのコンポーネントのベースとなっているクラスです。
JScrollPaneクラスのコンストラクタ
JTabbedPaneクラスをを利用するにはコンストラクタを使ってJTabbedPaneクラスのオブジェクトを作成します。どのようなコンストラクタが用意されているか確認してみます。
コンストラクタ |
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JTabbedPane() デフォルトのタブ位置 JTabbedPane.TOP を使用して、空の TabbedPane を作成します。 |
JTabbedPane(int tabPlacement) JTabbedPane.TOP、JTabbedPane.BOTTOM、JTabbedPane.LEFT、JTabbedPane.RIGHT のうちのどれかで指定されたタブ配置を使用して、空の TabbedPane を作成します。 |
JTabbedPane(int tabPlacement, int tabLayoutPolicy) 指定されたタブ配置およびタブレイアウトポリシーを使用して、空の TabbedPane を作成します。 |
3つのコンストラクタが用意されています。コンストラクタではタブを配置する位置や、タブの数が増加した場合にどのように表示されるのかによってコンストラクタを使い分けます。
それでは1番目のコンストラクタを確認してみます。
public JTabbedPane()
デフォルトのタブ位置 JTabbedPane.TOP を使用して、空の TabbedPane を作成 します。
このコンストラクタでは上部にタブを表示するタブペインを作成します。
実際の使い方は次のようになります。
JTabbedPane tabbedpane = new JTabbedPane();
サンプルプログラム
では簡単なサンプルを作成して試してみます。
import javax.swing.*; import java.awt.BorderLayout; public class JTabbedPaneTest1 extends JFrame{ public static void main(String[] args){ JTabbedPaneTest1 frame = new JTabbedPaneTest1(); frame.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE); frame.setBounds(10, 10, 300, 200); frame.setTitle("タイトル"); frame.setVisible(true); } JTabbedPaneTest1(){ JTabbedPane tabbedpane = new JTabbedPane(); getContentPane().add(tabbedpane, BorderLayout.CENTER); } }
上記をコンパイルした後で実行すると次のように表示されます。
JTabbedPaneクラスのオブジェクトを作成しただけでは何も表示されません。タブを表示するにはタブを追加していきます。詳しい使い方は次のページ以降で詳しく解説します。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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