ツリーノードを指定してツリーを作成する

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ツリーノードを作成した後で、ツリーノードを元にツリーを作成する方法を確認します。次のコンストラクタを使用します。

public JTree(TreeNode root)

Hashtable 指定された TreeNode をルートに持つ、ルートノードを表示する
JTree を返します。デフォルトでは、ツリーは葉ノードを子のない任意のノー
ドとして定義します。

パラメータ:
  root - TreeNode オブジェクト

引数にはツリーに表示するツリーノードをDefaultMutableTreeNodeクラスのオブジェクトとして指定します。ここで指定するツリーノードはルートノードを表すツリーノードを指定します。ルートノードに子ノードが追加されてあれば自動的子ノードまで含めたJTreeクラスのオブジェクトが作成されます(ツリーノードに他のツリーノードを追加する方法は次のページで確認します)。

またこのコンストラクタを使用する場合はルートノードをデフォルトで表示します。

実際の使い方は次のようになります。

DefaultMutableTreeNode treeNode = new DefaultMutableTreeNode("root");
JTree tree = new JTree(treeNode);

サンプルプログラム

では簡単なサンプルを作成して試してみます。

JTreeTest10.java

import javax.swing.*;
import java.awt.Dimension;
import java.awt.BorderLayout;
import javax.swing.tree.DefaultMutableTreeNode;

public class JTreeTest10 extends JFrame{

  public static void main(String[] args){
    JTreeTest10 frame = new JTreeTest10();

    frame.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE);
    frame.setBounds(10, 10, 300, 200);
    frame.setTitle("タイトル");
    frame.setVisible(true);
  }

  JTreeTest10(){
    DefaultMutableTreeNode treeNode = new DefaultMutableTreeNode("JavaDrive");
    JTree tree = new JTree(treeNode);

    JScrollPane scrollPane = new JScrollPane();
    scrollPane.getViewport().setView(tree);
    scrollPane.setPreferredSize(new Dimension(180, 120));

    JPanel p = new JPanel();
    p.add(scrollPane);

    getContentPane().add(p, BorderLayout.CENTER);
  }
}

上記をコンパイルした後で実行すると次のように表示されます。

JTreeをツリーノードを指定して作成する

今回のサンプルではルートノードしかないツリーを作成しています。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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