Apacheの起動と停止
XAMPP を使ってインストールされた Apache はデフォルトでは起動していない状態のため、実際に利用するには最初に Apache を起動する必要があります。ここでは Apache の起動方法及び停止方法について解説します。
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Apacheを起動する
XAMPP を使ってインストールしたアプリケーションを起動するには XAMPP コントールパネルから行うと便利です。 XAMPP コントールパネルを起動してください。
それでは Apache の起動を行ってみます。まずは Apache を起動する前にブラウザを立ち上げて URL の部分に次のように入力して下さい。
http://localhost/
ローカルで動いている Web サーバへアクセスしようとしていますが、まだ Apache が起動していないためサーバにアクセスできず次のような画面が表示されます(使用されているブラウザによって画面は異なります)。
それでは Apache を起動します。 XAMPP コントールパネルの Apache の行にある「Start」ボタンをクリックして下さい。
Apache が起動しました。起動すると Apache の行に PID やポート番号が表示されました。
では改めてブラウザを立ち上げ http://localhost/ へアクセスして下さい。今度は Web サーバである Apache が起動していますので、アクセスした URL に対するコンテンツがブラウザに表示されます。
Apacheを停止する
次に起動している Apache を停止する方法です。 XAMPP コントロールパネルでは各アプリケーション毎に起動しているアプリケーションには Stop 、起動していないアプリケーションには Start と表示されています。現在は Apache と MySQL が起動している状態です。
起動している Apache を停止します。 Apache の行にある「Stop」ボタンをクリックして下さい。
Apache が停止しました。
アプリケーションが停止すると Stop と表示されていた部分が Start に代わります。再び起動する場合は Start をクリックしてください。
バッチファイルを使った起動と停止
アプリケーションの起動は XAMPP コントロールパネルから行う以外にあらかじめ用意されているバッチファイルを使用しても行うことができます。 XAMPP をインストールしたディレクトリをご覧下さい。
Apache の場合は、起動用の apache_start.bat と停止用の apache_stop.bat が用意されています。他のアプリケーションも同じようにバッチファイルが用意されています。
それではバッチファイルを使って Apache を起動してみます。 Apache が起動していない状態でコマンドプロンプトを起動し、 XAMPP をインストールしたディレクトリへ移動したあとで apache_start.bat を実行してください。次のように表示されれば Apache の起動は完了しています。( Windows のエクスプローラーの画面から apache_start.bat をダブルクリックして実行しても同じです)。
XAMPP コントロールパネルで確認してみると Apache が起動していることが確認できます。
起動している Apache を停止する場合は先ほどとは別のコマンドプロンプトを起動し apache_stop.bat を実行してください。次のように表示されれば Apache は停止しています。( Windows のエクスプローラーの画面から apache_stop.bat をダブルクリックして実行しても同じです)。
Apache を起動するときに使用したコマンドプロンプトも次のように変わります。
XAMPP コントロールパネルで確認してみると起動していた Apache が停止していることが確認できます。
このようにアプリケーションの起動用と停止用のバッチファイルを使うことで、 XAMPP コントロールパネルから行う場合と同じようにアプリケーションの起動と停止が可能です。
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XAMPP でインストールした Apache の起動方法及び停止方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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