時刻の表示と新しい時刻の設定(TIME)
TIME コマンドを使用すると現在の時刻を表示したり新しい時刻を設定をすることができます。ここではコマンドプロンプトにおける TIME コマンドの使い方について解説します。
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TIMEコマンドの使い方
TIME コマンドを実行すると現在の時刻の表示と、時刻の設定をすることができます。書式は次の通りです。
TIME [/T | 時刻]
それでは使い方を見ていきます。
時刻の設定と現在の時刻の表示
オプション無しで TIME コマンドを実行すると最初に現在の時刻を表示したあと、新しい時刻を入力するように表示されます。
time
時刻の設定を行わない場合は [Enter] キーを押すと時刻の設定を行わずに終了します。
時刻の設定を行う場合は新しい時分秒ミリ秒を入力した後で [Enter] キーを押してください。時分秒ミリ秒の指定する形式は次の通りで、時以外の数値は省略すると 0 が設定されます。
HH:MM:SS.NN
ただし、時刻の設定を行う場合は管理者権限でコマンドプロンプトを起動している必要があります。管理者権限でない場合は「クライアントは要求された特権を保有していません。」 と表示されて終了してしまいます。
あらためて管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、 time コマンドを実行したあと、時刻を入力します。(管理者権限で起動する方法については「管理者権限でコマンドプロンプトを起動する」を参照してください)。今回は 07:24:51.35 と入力し [Enter] キーを押しました。これで時刻が変更されています。
なおここで設定している時刻は、現在使用している Windows に設定されている時刻を変更しているのでご注意ください。時刻の変更はコマンドプロンプトを終了したあともそのままです。
現在設定されている日付を確認する場合には TIME コマンドを実行するときに /T オプションを付けて実行してください。ただし表示されるのは時と分だけで秒やミリ秒は表示されません。
time /t
引数に指定して時刻を設定する
TIME コマンドを実行したあとに時刻を入力するのではなく、設定する日付を TIME コマンドの引数として指定することもできます。時刻を指定する形式は先ほどと同じです。
例えば 13:38:09.27 に設定するには次のように実行します。(コマンドプロンプトは管理者権限で起動している必要があります)。
time 13:38:09.27
日付が設定されました。再度 TIME コマンドを /T オプション付きで実行して時刻を確認してみると、先ほど設定した時刻に変更されていることが確認できます。(時刻はどんどん進んでいくので、設定した時刻よりも後の時刻が表示されます)。
分や秒の省略も試してみます。時以外は省略すると 0 に設定されるので、次のように時だけを指定して TIME コマンドを実行してみます。
time 09
この場合、 09:00:00.00 と指定したのと同じになります。設定された時刻を確認してみると、設定された時刻に変更されているのが確認できます。
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TIME コマンドを使って現在の時刻を表示したり新しい時刻を設定する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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