TODAY関数:現在の日付を取得する
TODAY 関数は Excel で用意されている関数の一つで、現在の日時を取得します。ここでは Excel における TODAY 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
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TODAY関数の定義
TODAY
関数は現在の日時を表すシリアル値を取得します。
この関数は引数はありません。
例えば本日の日付が 2021/8/29 だった場合は、取得する値は 2021/8/29 のシリアル値である 44437 となります。 TODAY
関数が入力されたセルに表示形式が明示的に設定されていない場合、自動的に表示形式として yyyy/m/d
が設定されるため、実際には次のように日付の形式で表示されます。
=TODAY() --> 2021/8/29
※ 日付や時刻に関するシリアル値については「Excelにおける日付と時刻のシリアル値とは」を参照されてください。
なお TODAY
関数は、関数が入力されたシートが表示されるたびに自動的に現在の日付の値に更新されます。
TODAY関数の使い方
それでは実際に TODAY
関数を使ってみます。 B3 セルを選択し、次のように入力しました。
=TODAY()
Enter
キーを押すと、 B3 セルには次のように表示されます。
本日の日付を表す値がセルに表示されました。
なお表示形式変更することで実際に保存されているシリアル値を確認することができます。今回は表示形式を「標準」に変更してみました。
TODAY関数で取得した日付を更新しないようにする
TODAY
関数を入力すると自動的に現在の日付が表示されますが、 TODAY
関数が入力されたシートを開くたびに開いた日の現在の日付に自動で更新されます。現在の日付を取得したあと、自動で更新しないようにするには TODAY
関数を入力したあとに Enter
キーを押すのではなく F9 キーを押してください。
TODAY
関数を入力したあとで F9 キーを押すと、現在の日付を表すシリアル値が表示されました。関数ではなく値がセルに入力されているので、別の日にこのシートを表示しても日付が更新されることはありません。
シリアル値を日付の形式で表示するには「セルの書式設定」ダイアログで「日付」を設定してください。
表示形式が日付に変更されました。
また Ctrl
キーを押しながらセミコロン( ;
)を押すと現在の日付が値としてセルに入力されます。
現在の日付が値としてセルに入力されました。
TODAY関数の便利な利用方法
TODAY
関数の便利な利用方法を下記の記事で紹介しています。
・生年月日から現在の年齢(満年齢)を取得する(DATEDIF,TODAY)
・生年月日から現在の年齢(満年齢)を取得する(YEAR,MONTH,DAY,DATE,IF,TODAY)
・シートを開いたときに本日の日付のセルの色を変更する(条件付き書式,TODAY)
・有効期限までの残日数を取得する(IFS,DATEDIF,TODAY)
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Excel における TODAY 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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