DATESTRING関数:日付を和暦の文字列に変換する
DATESTRING 関数は Excel で用意されている関数の一つで、日付を表すシリアル値を和暦の文字列に変換して取得します。元号は明治から令和まで対応しています。ここでは Excel における DATESTRING 関数の使い方について解説します。
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DATESTRING関数の使い方
DATESTRING
関数は日付を表すシリアル値を和暦の文字列に変換します。
DATESTRING(シリアル値)
引数に対象となる日付を表すシリアル値を指定します。日付は 1900/01/01 以降の日付が指定可能なので 1900/01/01 を和暦に変換した「明治33年01月01日」から令和までの文字列に変換されます。
例えば引数に 2021/07/14 を表すシリアル値 44391 を指定すると、和暦に変換されて「令和03年07月14日」が返されます。
=DATESTRING(44391) --> 令和03年07月14日
また引数に 1978/03/21 を表すシリアル値 28570 を指定すると、和暦に変換されて「昭和53年03月21日」が返されます。
=DATESTRING(28570) --> 昭和53年03月21日
なお DATESTRING
関数は関数の一覧に記載がないため、すべて手入力で入力を行う必要があります。「関数の挿入」ダイアログなどからも入力することはできません。
※ 日付や時刻に関するシリアル値については「Excelにおける日付と時刻のシリアル値とは」を参照されてください。
DATESTRING関数のサンプル
それでは実際に DATESTRING
関数を使ってみます。 Excel のシートに次のようにデータを入力しました。
和暦に変換した文字列を表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。 DATESTRING
関数の引数に変換する対象の日付のシリアル値が含まれる B3 セルを指定します。
=DATESTRING(B3)
Enter
キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。
対象の日付を和暦の文字列に変換した値を取得し D3 セルに表示しました。
同じように D4 セルから D7 セルに対して DATESTRING
関数を入力すると次のように表示されました。
このように 1900/01/01 以降の日付であれば DATESTRING
関数を使って和暦に変換することができます。
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Excel における DATESTRING 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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