TIME関数:時、分、秒の3つの値から時刻のシリアル値を取得する
TIME 関数は Excel で用意されている関数の一つで、時、分、秒の 3 つの値から表される時刻の値のシリアル値を取得します。ここでは Excel における TIME 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
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TIME関数の定義
TIME
関数は時、分、秒を表す 3 つの値から時刻を表すシリアル値を取得します。
それぞれの引数には数値または数値が含まれるセルを指定します。時の値は 0 から 23 の間の整数、分の値は 0 から 59 の間の整数、秒の値は 0 から 59 の間の整数で指定します。
例えば時の値が 21 、分の値が 4 、秒の値が 35 だった場合、 TIME
関数は 21:04:35 を表すシリアル値 0.8781828704 を返します。
=TIME(21,4,35) --> 0.8781828704
※ 日付や時刻に関するシリアル値については「Excelにおける日付と時刻のシリアル値とは」を参照されてください。
TIME関数の使い方
それでは実際に TIME
関数を使ってみます。 Excel のシートに次のように時、分、秒の値を入力しました。
取得するシリアル値を表示する E3 セルを選択し、次のように入力しました。 TIME
関数の 1 番目の引数に時の値が含まれる B3 、 2 番目の引数に分の値が含まれる C3 セル、 3 番目の引数に秒の値が含まれる D3 セルをそれぞれ指定しました。
=TIME(B3,C3,D3)
Enter
キーを押すと、 E3 セルには次のように表示されます。
時、分、秒の値から日時を表すシリアル値を取得し E3 セルに表示しました。 TIME
関数の場合、自動的に表示形式として h:mm AM/PM
がセルに設定されるため、取得したシリアル値は上記の形式で表示されます。
シリアル値をそのままセルに表示したい場合は、セルの表示形式として「標準」などを選択してください。
E4 セルから E7 に入力されている値からも同じように時刻を表すシリアル値を取得してみました。
取得したシリアル値には秒に関する情報も含まれています。表示形式として h:mm:ss
などを設定することで秒も含めた形式で表示することもできます。
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Excel における TIME 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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