データベースを削除する(DROP DATABASE)

PostgreSQL では作成済みのデータベースを削除するために DROP DATABASE コマンドを使用します。ここでは PostgreSQL にて作成済みのデータベースを削除する方法について解説します。

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データベースを削除する

作成済みのデータベースを削除するには DROP DATABASE コマンドを使用します。書式は次の通りです。

DROP DATABASE [ IF EXISTS ] name

削除するデータベース名( name )を指定してデータベースを削除します。

データベースを削除するにはコマンドを実行するロールがスーパーユーザーかデータベースの所有者である必要があります。またコマンドを実行しようとしているロールや他のロールが削除しようとするデータベースに接続している間は削除することができません。削除するデータベースとは別のデータベースに接続してから削除してください。(別のデータベースに接続する方法は「指定したデータベースへ接続する」を参照されてください)。

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では実際に試して見ます。作成済みの mydb2 デーベースを削除します。次のように実行してください。

drop database mydb2;

データベースを削除する(1)

データベースが削除されました。

それではデータベースの一覧を表示して確認してみます。

\l

データベースを削除する(2)

先ほど削除した mydb2 がデータベース一覧に表示されなくなっていることが確認できます。

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接続しているデータベースを削除しようとした場合にどうなるのかを確認してみます。 mydb データベースへ接続してください。

\c mydb

データベースを削除する(3)

mydb データベースへ接続している状態で mydb データベースを削除してみます。

drop database mydb;

次のように ERROR: 現在オープンしているデータベースを削除できません とエラーが表示されてデータベースの削除に失敗しました。

データベースを削除する(4)

このように現在接続しているデータベースを削除することはできません。

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DROP DATABASE コマンドを使ってデータベースを削除する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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