文字エンコードを指定してファイルを保存する

Visual Studio Code では新しく作成したファイルや既存のファイルを編集したあとでファイルを保存するとき、「保存」や「名前を付けて保存」を使ってファイルを保存すると、ファイルを開いた時に使用している文字エンコードを使って保存されます。別の文字エンコードで保存したい場合は別の手順で行う必要があります。ここでは Visual Studio Code で文字エンコードを指定してファイルを保存する方法について解説します。

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文字エンコードを指定してファイルを保存する

Visual Studio Code ではデフォルトで文字エンコードとして UTF-8 を使用します。その為、新しいファイルを作成した場合の文字エンコードは UTF-8 が使用されます。既存のファイルを開くときは最初デフォルトの文字エンコードの UTF-8 で開きますが、文字エンコードを指定して開きなおすこともできます。(文字エンコードを指定ファイルを開く方法は「文字エンコードを指定してファイルを開く」を参照してください)。

現在開いているファイルで使用している文字エンコードはステータスバーの次の個所をみると確認できます。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(1)

文字エンコードを指定してファイルを保存する(1)

「保存」や「名前を付けて保存」でファイルを保存する場合、現在の文字エンコードを使って保存されます。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(2)

現在の文字エンコード以外の文字エンコードを使ってファイルを保存するには、文字エンコードを指定してファイルを保存する必要があります。

既存ファイルを文字エンコードを指定して保存

最初に既存のファイルを開いている場合で試してみます。 Visual Studio Code の画面右下に表示されている「UTF-8」と表示されている箇所をクリックしてください。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(4)

画面上部にアクションの選択画面が表示されます。「エンコード付きで保存」をクリックしてください。(英語の場合は「Save with Encoding」をクリックしてください)。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(5)

エンコードの選択画面が表示されます。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(6)

今回は Shift_JIS の文字エンコードを使って保存してみます。エンコードの一覧の中から「Japanese(Shift_JIS)」をクリックします。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(7)

ファイルの文字コードが変更され、ファイルが上書きで保存されました。別の名前で保存したい場合はあらためて「名前を付けて保存」で保存してください。

画面右下を見てみると、「UTF-8」と表示されていた個所が「Shift_JIS」に変更になっているのが確認できます。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(8)

新規ファイルを文字エンコードを指定して保存

次に新しいファイルを保存する場合です。 Visual Studio Code で使用されるデフォルトの文字コードは UTF-8 なので、新しく作成したファイルはデフォルトで UTF-8 に設定されています。同じように Visual Studio Code の画面右下に表示されている「UTF-8」と表示されている箇所をクリックしてください。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(9)

新規ファイルの場合はすぐにエンコードの選択画面が表示されます。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(10)

今回は EUC-JP の文字エンコードを使って保存してみます。エンコードの一覧の中から「Japanese(EUC-JP)」をクリックします。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(11)

ファイルの文字エンコードが変更されました。画面右下を見てみると、「UTF-8」と表示されていた個所が「EUC-JP」に変更になっているのが確認できます。

文字エンコードを指定してファイルを保存する(12)

新規ファイルの場合は文字エンコードの変更だけが行われ、ファイルの保存は行われていません。

ファイルを保存するときの文字エンコードをコマンドパレットから設定する

ファイルを保存するときの文字エンコードの選択はコマンドパレットからも設定できます。「表示」メニューの中の「コマンドパレット」をクリックしてください。

ファイルを保存するときの文字エンコードをコマンドパレットから設定する(1)

コマンドパレットが表示されたら「エンコード」または「Encoding」と入力してください。そして表示されたメニューの中から「ファイルのエンコードの変更」をクリックしてください。

ファイルを保存するときの文字エンコードをコマンドパレットから設定する(2)

アクションの選択画面が表示されます。「エンコード付きで保存」をクリックしてください。(英語の場合は「Save with Encoding」をクリックしてください)。

ファイルを保存するときの文字エンコードをコマンドパレットから設定する(3)

エンコードの選択画面が表示されます。今回は Shift_JIS の文字エンコードを使って保存してみます。エンコードの一覧の中から「Japanese(Shift_JIS)」をクリックします。

ファイルを保存するときの文字エンコードをコマンドパレットから設定する(4)

ファイルの文字コードが変更され、ファイルが上書きで保存されました。

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Visual Studio Code で文字エンコードを指定してファイルを保存する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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