別のセルの値をデータラベルに表示する

データラベルにはグラフの元になっているデータの値や項目名などを表示できますが、グラフの元データとは別のセルに表示されている値を表示させることもできます。ここでは Excel のグラフで別のセルの値をデータラベルに表示する方法について解説します。

(Last modified: 2024-05-13)

セルの値をデータラベルに表示する

グラフにデータラベルを表示した場合、デフォルトでは「値」が表示されますがグラフの作成後に系列名などを表示するように設定することができます。(設定する手順については「データラベルに表示する項目を選択する」を参照されてください)。下記はデータラベルに「値」と「系列名」を表示するようにした場合です。

「値」や「系列名」はグラフの元データに含まれるものですが、元データとは別のデータを用意してその値をデータラベルに表示することもできます。今回は例として C7:F7 のセル範囲に含まれる値をデータ系列に追加で表示してみます。

対象のデータ系列に表示されているデータラベルを一度クリックして選択してください。

データラベルの上で右クリックし、表示されたメニューの中から「データラベルの書式設定」をクリックしてください。

画面右側にデータラベルの書式設定を行う画面が表示されます。「ラベルオプション」アイコンをクリックして下さい。

「ラベルオプション」の「ラベルの内容」でデータラベルに表示する値を選択します。現在「値」と「引き出し線を表示する」にチェックが入っているので追加で「セルの値」をチェックしてくださ。

初めて「セルの値」をチェックすると「データラベル範囲」ダイアログが表示されます。

データラベルに表示するセルを選択します。複数のセルを選択できますが 1 行または 1 列である必要があります。今回は C7:F7 のセル範囲を選択しました。

「データラベル範囲」ダイアログに先ほど選択したセルまたはセル範囲が表示されます。選択が終わりましたら「OK」をクリックしてください。

データラベルに元々表示されていた「値」に加えて先ほど選択したセル範囲に表示されている値が追加で表示されました。

データラベルフィールドを挿入する

データ系列の中の特定のデータ要素に表示されているデータラベルにセルの値を追加する場合は設定方法が少し異なります。まず設定したいデータ要素が含まれるデータ系列のいずれかのデータラベルをクリックして下さい。

設定したいデータ要素のデータラベルをもう一度クリックして下さい。

データラベルの上で右クリックして表示されたメニューの中から「データラベルフィールドの挿入」をクリックして下さい。

挿入する項目を選択します。「値」「系列」「項目」「セルの選択」の中から「セルの選択」をクリックして下さい。

データラベルに表示するセルを指定するための「データラベル参照」ダイアログが表示されます。

データラベルに表示するセルを選択してください。

「データラベル参照」ダイアログに先ほど選択したセルが表示されます。選択が終わりましたら「OK」をクリックしてください。

セルに入力された値がデータラベルに追加で表示されました。

データラベルフィールドを挿入した場合、区切り文字は使われずに元の値に続けて表示されます。このままだと分かりにくいので、データラベルの値を手動で編集します。(手動で編集する場合の詳細な手順については「データラベルの値を直接編集する」を参照されてください)。

編集するデータラベルを 3 回クリックしてください。するとデータラベルを編集できる状態になります。

「値」とデータラベルフィールドの間に区切り文字として ", " を入力しました。

データラベルの値が区切って表示されました。

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Excel のグラフで別のセルの値をデータラベルに表示する方法について解説しました。